CoderDojo 伊佐@本城 #04| 世界につながるコンピューター・サイエンスの学び
Moonhack 2026 × ASFA Computer Science Olympiad × Sony toio
2026年10月31日(土)、CoderDojo 伊佐@本城の第4回を開催しました。
今回は、オンラインから小学生のNinjaと保護者、会場には大人の見学者1名とDojoスタッフ4名が参加し、Moonhack 2026、ASFA Computer Science Olympiad(CSO)、そして最後の20分間はSony toioを体験しました。
1. Moonhack 2026| 世界の子どもたちと一緒に考える

最初に取り組んだのは、オーストラリアのCode Club Australiaが主催する世界規模のプログラミングイベント「Moonhack 2026」です。今年のテーマはオンラインの安全と個人情報で、Scratchやmicroなどを使ったプロジェクトが用意されています。
今回は、CoderDojo 伊佐@本城のブログからMoonhackの公式ページへ移動し、ブラウザの翻訳機能で日本語表示に切り替え、各プロジェクトの説明書を日本語でダウンロードする方法を紹介しました。
実際に教材を確認すると、Scratchのブロックや説明文、関連資料の一部には日本語に翻訳されていない箇所もありました。そこで、今回は最初から最後まで日本語の説明を見ながら進められる、次の4つのプロジェクトをおすすめしました。
Whack the Hack
Safe Sprite Sprint
Profile Protector
Phishy Finder
各プロジェクトは、日本語の手順書に従ってスタート用ファイルを開きます。 Scratchの場合は、画面右上の「中を見る」をクリックしてソースコードを読み込むと、Scratchのプログラム画面が開きます。
また、Scratchのアカウントを作成すれば、自分の作品をウェブサイトに公開し、世界の人たちと共有することもできます。教材の手順をなぞるだけでなく、自分のアイデアを加えて作品にし、誰かに見てもらうこともプログラミングの楽しさのひとつです。
Moonhackは11月14日まで開催されていますので、今回紹介したプロジェクトに、ぜひ引き続き取り組んでみてください。
2. ASFA Computer Science Olympiad| 大人も初めてのCSに挑戦!

次に取り組んだのは、アメリカのAlabama School of Fine Arts(ASFA)が実施する「Computer Science Olympiad(CSO)」です。
こちらは、プログラミングだけでなく、論理、暗号、ネットワークなど、幅広いコンピューターサイエンスの知識や考え方を問う競技です。
今回は、CoderDojo 伊佐@本城のブログから公式ページへ移動し、ブラウザの翻訳機能を使ってページ全体を日本語表示にしたうえで、過去問題を使った体験・練習会を行いました。
問題は「簡単・中くらい・難しい・専門家」の4段階に分かれており、今回は会場に集まった大人の見学者とメンター・ボランティアスタッフが一緒に、まずは「簡単」の問題に挑戦しました。
参加者は20代から70代まで。普段の生活ではなかなか出会わないコンピューターサイエンスの概念や規則に、初めて触れる人もいました。
例えば、
2進数(Binary):コンピューターが情報を扱う基本的な数の表現
ASCII:文字や記号を数値で表現するための文字コード
暗号解読(Code Breaking):規則や手がかりから隠された情報を読み解く考え方
Pythonのリスト:データを並べて管理する仕組みと、最初の項目を0番目として扱うインデックスの考え方
などです。
人間が普段使っている数え方とは異なるコンピューター独自の規則を理解したり、検索やパズルのような暗号解読に取り組んだりするため、紙と鉛筆を使って一つひとつ確認する場面もありました。初めて出会う考え方に触れ、自分で考え、答えを探していくことは、大人にとっても新鮮なチャレンジとなりました。
ASFA CSOの参加期間は12月21日まで延長されました!
今回の体験で興味を持った方も、これから初めて挑戦する方も、ぜひこの機会に参加してみてください。
3. Sony toio| 遊びながら考えるプログラミング

会場では、最後の20分間、Sonyの「Go Go ロボットプログラミング」セットを使ったtoio体験を行いました。
命令を組み合わせ、順序を考え、ロボットの動きを予測しながら試すことで、プログラミングの基本となる論理的思考や手順を組み立てる経験ができます。
実際に始めてみると、大人も次々と新しい問題に挑戦したくなる内容です。
コンピューター・サイエンスの基礎に、子どもにも分かりやすい触れながら理解を深められる教材なので、これからも活用していきたいと思います。
プログラミングは世界共通の言葉
今回の3つの活動を通して改めて感じたのは、プログラミングの世界では、国や言語を越えて共有できる共通の考え方があるということです。
使う言語や文化、年齢、経験は違っても、同じプログラムの規則を理解し、同じ問題に取り組み、アイデアを形にすることができます。だからこそ、世界中の人たちとプロジェクトに参加したり、作品を共有したり、国際的なコンテストに挑戦したりできるようになります。
CoderDojo 伊佐@本城では、Scratch、Python、toioなど、さまざまな教材や環境を通して、操作を覚えるだけでなく、その背景にある論理や仕組み、コンピューター・サイエンスの考え方にも触れる機会を大切にしていきます。
今回参加してくださった皆さん、ありがとうございました!
むずかしいは、おもしろい。
これからも地域から世界につながる学びの機会をつくっていきます。


